Ⅰ号戦車B型

青師団高校

Ⅰ号戦車B型

第一次世界大戦で破れたドイツは、講和条約であるヴェルサイユ条約で戦車の保有や開発を禁止されたが、農業トラクターなどの名目で戦車の開発を密かに進めていた。第二次世界大戦前にドイツで初めて大量生産されたクルップ農業トラクター1A(1A LaS Krupp)、のちのⅠ号戦車A型はエンジンの出力が不足気味で走行時の安定性などにも問題があった。そのため、車体を後方に延長してマイバッハ社製の強力なエンジンを搭載し、下部転輪を1個増やして誘導輪の位置を上げて接地しないようにするなどの改良を加えたマイバッハ農業トラクター1B(1B LaS May)、のちのⅠ号戦車B型が開発された。とはいえ、武装や装甲に大きな変化はなく、快速だが装甲は薄く対戦車火力はほとんどない。それでも第二次世界大戦前のドイツ軍の戦車部隊では数の上での主力となり、1936年に始まったスペイン内戦に介入したドイツ軍のコンドル軍団にも配備されていた。また、スペインにはA型とB型あわせて102輌が輸出されている。

スペック

国籍 ドイツ
製造 ヘンシェル社、ダイムラー・ベンツ社他
乗員 2名
エンジン マイバッハNL38TR 直列6気筒液冷ガソリン
重量 5.8t
全長 4.42m
全幅 2.06m
全高 1.72m
履帯幅 28cm
超壕能力 1.40m
渡渉水深 0.60m
変速機 前進5速後進1速
最高速度 40km/h(路上)
航続距離 170km(路上)
主砲 7.92mm機関銃MG13×2
装甲 6~13mm
生産数 327輌(B型)

※このスペックは、すべて青師団高校に存在する車輌のもので、他の車輌と異なる場合があります。

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