7TP双砲塔型

ボンブル高校

7TP双砲塔型

第二次世界大戦前にイギリスで開発された輸出用戦車をポーランドで正規のライセンスを得て生産したもので、独自の改良が盛り込まれている。その輸出用戦車とは、1928年にヴィッカーズ社が開発したヴィッカーズ6t戦車(Mk.E軽戦車とも呼ばれた)で、7.7mm機関銃を各1挺装備する砲塔(正確には銃塔)を2基備えた双砲塔型(A型)と、短砲身の3ポンド砲(口径47mm)と同軸機関銃を装備する砲塔1基を持つ単砲塔型(B型)が用意されていた。ポーランドはこの戦車を38輌購入し、1932年から引き渡された。その内訳は、A型22輌、B型16輌とされている。次いでポーランドは、1935年からA型、1937年からB型のライセンス生産版の量産を開始し、こちらには7TP(7t級ポーランド戦車の意)の名称が付けられた。これらの戦車には、初期に生産された一部を除いて、アメリカのブローニング社で開発されたM1917機関銃を模倣して7.92mm口径に変更したポーランド製の機関銃が搭載されている。

スペック

国籍 ポーランド
製造 PZInz(ポーランド技術研究所)
乗員 3名
エンジン PZInz235直列6気筒液冷ディーゼル
重量 9.4t
全長 4.56m
全幅 2.43m
全高 2.19m
履帯幅 28cm
超壕能力 1.8m
渡渉水深 1.0m
変速機 前進4速後進1速
最高速度 37km/h(路上)
航続距離 160km(路上)
主砲 7.92mm機関銃wz.30×2
装甲 5~17mm
生産数 54~56輌(異説あり)

※このスペックは、すべてボンプル高校に存在する車輌のもので、他の車輌と異なる場合があります。

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